クラウドファンディングとTikTokerとマーケティングの話

マーケティング分析

どうも、路傍のおっさんです。ツイートした内容が頭に残って100日チャレンジを置いて、こんな記事を書いてしまう。

なんでこんな案を思いついたか、言語化して記録しておかないともったいないと思って書いています。

また、100日チャレンジで「自分が学んできたマーケティング思考についてまとめる」の最中なので、どっかでサンプルとか例とかで使えたらいいかなぐらいに考えています。

クラウドファンディングを受注生産と考える

私はクラウドファンディングやった事無いので、一部想像で話していますが、CAMPFIREのサイトを見ると、プロの写真家が女の子のグラビアの写真集を作るのにクラウドファンディングを行っているのを見たことがあります。もしかしたら、逆でグラビア写真集を作りたい女の子がクラウドファンディングを行っていたのか少し記憶が曖昧です。

しかし、これを見つけた時に、「これって、受注生産や予約販売じゃないのか?」と感じたのと同時に面白いと感じました。

私の中のクラウドファンディングは、何かを作るためや事業を行うために資金を集めるという感覚しか無かったので印象が強かったです。

クラウドファンディング x TikToker = メイキング映像について

ツイート発言した内容なんですが、「何かうまくやったら売れるのもの作れないかなぁ」とかぼーっと考えた時に思いついたので、自分でも何でこんな案が出てきたのかわからないというのが、本音です。クラウドファンディングの受注生産とTikTokでNGバージョンや裏側を載せているものを見る中で頭の中で結びついた結果だと考えていますが。

上で書いていますが、このまま放置するのは、マーケティング勉強しているので、自分の案を分析します。

分析開始

まずは、前提。TikTokerからマネタイズをするために良い施策はないか?という要望に対して、上記の施策を提案したとする。

次に、本当にコレ売れるのか?売れるとしたらどういうプロモーションを打てばいいのかという観点で分析していきます。

「5+1」でみる

はっきり言って私はあまり分析の際の武器を多く持たないので、「5+1」だけで攻め込みます。いい加減「5+1」の説明をしなくてはいけないのですが、100日チャレンジの方で書きます。けど、大体どういう考え方なのかはわかると思います。

「5+1」の5は人の購買決定において5つのハードルが存在し、その5つのハードルのうちどれか1つでも満たしていないと人は商品を購入しないという考え方です。5つの要素は下記です。+1は今回使いません。

  1. 信頼
  2. 想像可能
  3. 利益
  4. 必要
  5. コスト

この軸を通して「クラウドファンディング x TikToker = メイキングビデオ」を見ていきます。

信頼の部分、TikToker自体が自身のSNSで「クラウドファンディングやってます」という告知とキャンプファイヤなどのよく知られているクラウドファンディングのサイトを使っていれば、信頼できない、信用できないは避けられる可能性は十分にある。

想像可能の部分、購入までの想像可能については、クラウドファンディングに参加した経験を持つ人はそこまで多くないと思われる。TikTokerの自身のTikTokでは秒数が短いので、プロフィール欄からyoutubeに飛ばして、youtubeでそのクラウドファンディングに参加する過程、それこそキャンプファイヤのアカウント作成から資金を提供する画面を動画で説明する。これにより、購入者が買い方が分からなくて買わないを回避できる。

商品が届いて自分が堪能しているの想像可能については、TikTokerはNGとか撮影失敗バージョンとか出しているのでユーザーはどういうものが届くかはイメージしやすいので問題は無いと思われる。また、購入者限定映像特典やオリジナルインタビューも想像しやすい。出演権や会える権利に関しては想像できないという事は無いと思われる。

利益の部分、はっきり言ってそのTikTokerのファンにしかあまり利益(メリット)は無いと考えられるし、TikTokerのファン以外に利益を訴えるのは難しいのではないかと思う。「総再生回数◯◯億回のテクニック教えます」のような形で利益を提示してもいいが、ファン向けとノウハウを知りたい人向けではコンテンツ自体が別々にした方が得策だと思うし、可愛いやカッコいいでファンを獲得しているTikTokerの場合、ノウハウ売りますは悪手だと思う。

そのため、明確にファンに向けての利益を提示に限定する。「そのメイキングビデオはクラウドファンディング参加者限定のコンテンツです」はファンへの利益としては提示できる点だと思う。もしくは、TikTokerが「どうしてもメイキングビデオがつくりたいコンテンツであるため、皆さんクラウドファンディングお願いします」という場合、それに協力して完成させてあげた気持ちにさせるのはファンへの利益の提示だと思う。そういう意味では、出演権ではなくて、出資額が30万円以上なら一緒にメイキングビデオを編集できる権利と付与するのも面白いかも知れない。

必要の部分、これもファンしか必要を感じないと思うので、どうやってファンに「必要だ!」と思わせることができるかに焦点を当てます。例えば、2018年春版とかのタイトルを付けると、夏秋冬版が想像でき、今回は買わないと今後買えず、コンプリートできないという風に思わせることが出来れば、ファンに買う必要を提示できるのかもしれない。それぞれ、出資してくれた人の名前を呼ぶところを作った映像を盛り込むと考えたがそれは利益の部分なので必要の話ではない。「自分が買うことでTikTokerが喜ぶなら」商品を購入する必要を提示できると思うので、全力で「買ってください」でいいのかも知れない。

コストの部分、コストは金銭的コストと時間的コストと精神的コストが存在する。金銭的コストはクラウドファンディングの特性で動画の他に出演権や会える権利などで場合分けされた金額が提示できるのは大きい。さらに、1口いくらという形での出資にして、1口の単価が安くても、目標金額に届かなければ作らないとしておけば、TikToker側のリスクはコントロールできる。ただ、安すぎると、出来上がるはずのメイキングビデオの希少性が下がり、熱狂的なファンが出資して得られる利益が下がる可能性があるため、そこはバランスが大事。

時間的コストは、どうすることもできないと思うので、「出資金額が目標金額に達成後1ヶ月で出資された皆さんにお送りします」と書いておくしかないと思う。本来、時間的コストは「車で2時間かけないと手に入らないなら止める」とかなのですが、キャンプファイヤでアカウント開いて出資するのは創造可能で書いたような一連の動画があれば30分もあればできると思うので、30分が長いから止めると言われたらどうしようもない。amazonのアカウントでも出資できますとか出来たらいいけど、机上の空論すぎる気がする。

精神的コストは、特に誰にもバレずに購入できるの問題ない。DVDの配達形式かダウンロード形式の2パターン用意しておけば、仮にTikTokerがセクシー系のTikTokerでも誰にもバレずにダウンロードで商品を購入できるはず。

他にも、分析できる切り口はあるとは思いますが、ここらでストップ。「出資」と「購入」はこの場合だと同じ意味なので、一つにまとめた方がいいはずなのに、意識できなくなってきたのでやめます。

もし、これを読んだ方で、「それはおかしいだろう」「面白かった」とか意見あったら私のTwitter(https://twitter.com/RobouOssan)までお願いします。

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