マーケティングに必要な5つの能力

どうも、路傍のおっさんです。先日「マーケティングの定義とは」で私が考えるマーケティングの定義を書きました。私の定義はマーケティングに必要だと思う能力を並べているだけで、その詳細を書いたら長くなりそうだったので途中で区切りました。なので、その続きです。

ニーズやマーケットを探し、見つけ、選び、定義する能力

顕在化しているニーズやマーケットを探し出したり、見つけたりするのは楽だと思います。私はマーケターやマーケティングに従事していないので、どの口が言ってるんだと思いますが、無視してください。

しかし、潜在ニーズやマーケットを見つけるのは、マーケターの能力かと思います。

余談ですが、私が勉強しているマーケティングだと、ニーズやマーケットの発掘はあっても、ニーズやマーケットの創出は無いです。マーケターにはニーズやマーケットを創り出す能力は存在しないということです。ただ、現実的に捉えれば、発掘も創出も見た目は一緒なのかと思っています。本当に余談でした。

本題に戻ります。

探すは日頃から経済新聞や業界紙などで情報収集しておいて、色々なニーズやマーケットを探して記憶しておくという事になります。

もちろん、日頃から収集した分で要件を満たせない場合は時間をかけてニーズやマーケットを探します。

適切な顧客のターゲッティングを探す。消費者の年齢とか性別とか年収とか趣味とか設定（ペルソナの設定と言うらしい）をしてニーズやマーケット探すのもこの能力だと思っています。

見つけるは日頃から探して記憶しておいたニーズやマーケットから要件に合うものを見つけるという事になります。

選ぶは見つけたニーズやマーケットの中で費用対効果や会社の方針などに合致するものから優先順位をつけて選ぶという事になります。

定義するは、選んだニーズやマーケットを他人がイメージしやすい形で言語化して定義するということになります。

「30代の男性だね」で終わらずに「30代の男性で未婚。実家暮らしで月に自由にできる金額が15万円以上で…」と細かく定義します。

これは、言葉通りです。信頼性の高い情報だと経済産業省とか厚生労働省の統計データとかになると思います。LINEリサーチとか他にもアンケートとかwebに落ちているので、それらの情報そうです。また、その人独自が持っている情報もあると思います。独自に持っている情報が差別化かも知れません。

ただ、バイアスという言葉があって、先入観とかの意味らしいのですが、webで落ちている情報だと、検索キーワード等で自分に都合が良い偏った情報だけ収集してしまう場合があるので自制心を持って、偏りのない情報を集めることが出来るというのは、マーケターの能力だと思います。

収集してきた情報を多面的に捉え分析したり、判断したりという事です。

物事は捉える方向が異なれば得られる情報も異なります。ピラミッドは真上から見たら正方形や長方形ですが、真横からみたら三角形みたいな感じです。他にも、就職活動の際に「短所は長所にもなるし、長所は短所にもなり得る」とか記憶にある方が多いと思います。

10万人の市場規模は小さいと大企業は考えるかも知れませんが、自社は十分狙うべき市場だと感じる場合もあります。様々な情報を総合的に判断し、戦略を立てるための下拵えをする能力と表現できるかも知れません。

少し脱線します。戦略と戦術の違いについてです。

富士山の頂上を辿り着くという目的があった際に、登山ルートは吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートがあると思います。私は富士山登った経験無いですが、どの登山ルートを選ぶのかが戦略になり、仮に吉田ルートを選び、どの時間帯で登るのか、どこで休憩するのかなどを決めるのが戦術になります。

キングダムの影響もありますが、撤退戦、籠城戦、迎撃戦を選ぶのが戦術で、仮に籠城戦を選んだら、どういう布陣を敷くのかなどが戦術になります。

本題戻ります。

目的を集客として置いた時に、ポスティングなのか、新聞チラシなのか、リスティング広告なのか、SNS広告なのかなどを決めます。また、その中で費用対効果が高いものを選びます。

これも言葉通りですが、実は一番重要な能力だと思っています。

戦略を立てる能力の部分で、ポスティングや新聞チラシ、リスティング広告、SNS広告など書いていますが、こういう案自体はネット記事とかで知識があれば提案だけはできると思っています。

ただ、実際に実行するとなった時に、外注するのか、インハウスとして社内で担当者を設けて行うのか、外注するならどの企業に頼むのか、相見積もりを取るのかなど、細々した課題が発生します。

それをしっかりとこなし、立てた戦略に沿って実行するのは能力と言って過言ではないと考えています。